〜色々なタイプの睡眠障害について〜

4.睡眠時無呼吸症候群について(睡眠障害)
 睡眠時無呼吸症候群というのは眠っている間に限り30秒から1-2分間にわたる呼吸停止が一晩に100-200回もある病気です。その度に身体の酸素濃度が低下するので息苦しくなり途中で目が覚めることが繰り返されるので慢性の不眠症になってしまいます。

●症状について
 いびきは眠りにとっては危険信号であり、さほど良いことではありません。咽の空気の通過が悪くなり笛の様にブーブーと咽が震える音がいびきです。スヤスヤと眠っているのとは違い呼吸状態が良くないことを示す警告音というわけです。寝付きはとてもよくバッタンキューですが、やがて大いびきが始まり段々大きな音になった頃に「咽が詰まった」ようになり突然に呼吸が止まる(呼吸停止)のです。そして、「アッブー」とイキを吹き返し、4-5分すると、また、いびきが始まり、その後に呼吸停止することを一晩中繰り返します。

 この傾向の人は、日中、冷汗が出たり心臓がドキドキしたり活力がなく居眠りが多いようです。こんなことが毎夜続いていると「高血圧」や「心臓病」にもかかやすくなります。一日中ぼんやりしており「頭痛や肩凝り」が朝から続きます。

●原  因
 まず、肥満が考えられます。お酒を呑んだ夜も咽の筋肉が緩むので無呼吸が悪化します。慢性の鼻の病気も咽の閉塞の原因になります。

●男女差
 女性よりも男性に多く発生します。

●治  療
 閉塞型を解消するにはまず肥満を解消する必要があります。また慢性の鼻の病気がある人は耳鼻科にて治療を行なって下さい。いびきを防止し咽の空気の通りをよくするには、いびき防止用枕を使用したり、横に寝る習慣をつけることで改善することもあります。

●重症例●
 家庭用の人工呼吸器(シーパップ)を購入して呼吸の停止するのを防ぐ方法があります。また耳鼻科で咽の形成手術をしてもらい空気の通りをよくする方法もあります。呼吸中枢自体が呼吸命令を止めてしまう中枢型の睡眠時無呼吸には薬物療法でよくなることもあります。

5.睡眠相遅延症候群について(睡眠障害)
●病  名
 睡眠時間帯が通常の生活時間より一定の時間だけ後方にづれて(遅くなって)戻れなくなったために、睡眠リズムに障害を起こし 眠れない状態を睡眠相遅延症候群(すいみんそうちえんしょうこうぐん)と言います。また、睡眠相後退症候群とも言い ます。この症状は思春期に出現する人が多いようです。

●症  状
 希望する時刻には眠れらず、深夜から朝方に眠りにつき、朝は希望する時間には起きられず、昼頃に起床することがあります。 これは、睡眠時間帯がずれているだけのことで睡眠中は全く正常なパターンで眠っています。夜更かしの生活を続けたことが睡眠リズムを崩すきっかけとなりますが、一旦遅れた時間帯から戻れなくなる体質が原因のようです。

 目覚めた後も全身がだるい、吐き気、めまい、食欲不振、胸がドキドキするなどの症状がよく出ることがあり、一日中調子がよくありません。ただし夕方から夜にかけては一日のなかで一番体調も気分もよくなるはずです。

●治  療
 「ビタミンB12製剤の服用」「朝起きたら30分の日光浴か早朝散歩」が効果があります。そうすると、翌日の朝はいつもより少し早く目覚めることができます。午前中はなるべく外出して体温や血圧を上げて身体のエンジンを始動するように工夫しましょう。また、三食を決まった時間にとること、特に朝食は体調が良くないことが多いでしょうが必ず取ることが大切です。

 一旦戻った睡眠時間帯を維持するには、夜更かしは自分の体質には合わないことをよく自覚し、生活のリズムを崩さない努力を続けることです。


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