〜色々なタイプの睡眠障害について〜


e.1才まで
 新生児は一日に平均16-18時間眠ります。眠る時間帯は決まっていません。生後数日間は普通は日中より夜間の方が長く眠ります。生後2ケ月までは夜間のうち少なくとも5時間の約半分は眠っているか静かに横になっていますから、より正常な睡眠パターンにもっていくことができます。

 1年経った頃には夜は連続して1回で眠れるようになり午前午後に昼寝をして一日の合計睡眠時間が12-14時間になる子供が多くなります。

時間の感覚を子供に教えて下さい。
  • 夜は眠る時間、昼は起きている時間という区別をつけさせる。 夜に遊びや娯楽は避ける。適切な覚醒時間帯にこうしたことを集中させる。
  • 子供にはベットは眠る所だと教えること。眠る時間になったら子供をベットに寝かせること。母親の腕の中や居間のソファで眠らせる。
  • 夜間は電気を消すか暗くすること。
  • 子供が泣いたら行って子供をベットから出さないで。電気は明るくしないこと。物音や話し声は出来るだけ小さくして下さい。


f.1-3才
 子供に自立心が芽生えてくる年頃です。歩いたり喋ったり服を着たりトイレを自分でやれるようになります。一人で寝ることも出来るようになり夜中に目覚めてもすぐに眠りに戻れるのは大きな進歩です。しかし歩くと同じで始めはぎこちないものです。夜によく泣くとか夜中にびっくりして起きてしまうというのが小児科や睡眠の専門医に持ち込まれる悩みの多くです。親は問題が深刻になっていると気付いて色々と手は尽くしたと言います。そして子供をなだめようとしてやってき事が問題をかえって深刻にしていたことを知らされ愕然とすることが多いのです。泣く子供をベットから出す親もいます。子供を縛ったり歌ってみたりあるいは物を食べさせたり本を読んであげたり親達のベットに連れて行ったりさえもします。時にはテレビの前で子供を寝かし就けようとする親もいます。こんなことをしては子供は一人で眠むる習慣が身につきません。

睡眠時間の抗争を打開する方法
  • 暗くして静かな部屋に子供を起きている状態でベットに置くこと。始めは寝付くまでに決まったブランケットやお気に入りのおもちゃが必要だったり夜中に目が覚めてもよいように安心させる必要のある子供もいるでしょう。
  • おやすみを言ってからベットを離れて下さい。
  • 子供が泣いたときは5分待ってからベットに行くようにしましょう。
  • 親が部屋に居ると子供に分かるように2-3分の間はそこに居てもよいが子供をかまってはいけません。そして子供がまだ泣いていても部屋を出て下さい。
  • もしまだ泣いていたら、10分待って部屋に戻り少しの間居てまた部屋を出て下さい。
  • それでもまだ泣いていたら、15分待ってから部屋に戻って下さい。
  • 夜中に目が醒めたときや昼寝のときもこの方法を繰り返し使って下さい。一夜毎に待つ時間を5分間延長させていって下さい。部屋を出たり入ったりすることで子供が一人でやっていけると思っていることを伝えることにもなり同時に親が永遠に居なくなるのではないことを再確認させることにもなります。この訓練の間に子供を泣かせたとしても心理的に悪影響を及ぼす事はないだろうと専門家は言っています 。ひょっとして実は、これは親の方にとって苦しいことなのかもしれません。


g.3-5才
 就寝問題はまだ重要課題です。風呂に入ったり静かな遊びや語りによって覚醒から眠りに移行しやすくなります。こうした事は子供と共に過ごせるよい時間ともなります。こして子供は直接個人的な関係を育むのです。テレビを一緒に見るのは少し安易な代用です。

専門家の助言としては

  • 興奮する活動や恐ろしい語りは避けて下さい。
  • 時間になったら子供に知らせるか語りを終わりにもっていく。
  • もっと話してとか水をもう一杯とかのおねだりを跳ねのけること。夜な夜な同じ対応にすること。親がこれを頑固に守ったときだけ子供はこの決まり事を理解するでしょう。


 子供がベットに居たくないようなら戸を閉める方法を使ってみましょう。ベットに居ないと戸をしめるぞと子供に言ってください。でも戸に鍵をかけてはいけません。これは恐ろしすぎます。ただ戸を1分くらい一寸閉めてから開けて、この約束をまた言います。子供がベットに居る限り戸は開けたままにしておきます。これは子供次第です。もしベットに居たくないようなら戸をもっと長く閉めておいて下さい。戸越しに 話しかけ励ましてやりましょう。

h.6-12才
 この年頃になると幼少時代の睡眠問題は影を潜めます。すぐに寝付いてぐっすり眠り起床時刻にはすっきりと目覚める子供が多くなります。ヒバリのように朝型人間もあればフクロウのように夜型人間もいます。こうした生涯にわたる習慣が早くも現われてきます。

 この頃になると睡眠自体よりは就寝時刻が主な問題となることが多いようです。テレビを見たり本を読んだり宿題をするために就寝時刻が遅くなってしまいます。誰にもちょうどよい決まった睡眠時間数はありません。大人のように他の子供より睡眠が少なくて済む子供もいます。子供に眠る準備が出来ていない内に長く寝かせるのは間違いです。むしろ寝むたがる子供の方に注意を向けましょう。

  • 眠りが不十分だと子供はいらいらしたりぐにゃぐにゃさせることもあります。あるいは先生から集中力に欠けるとか授業中に寝込んでしまうとさえ注意を受ける場合もあります。こうした問題を治すにはまず第一に、もっと早く寝かせることです。
  • 眠気がナルコレプシーなどの神経疾患や睡眠時無呼吸のような呼吸障害の初期症状であることもあります。ナルコレプシーの子供は喋ったり食事中でも自転車に乗っている最中でさえも眠ってしまうことがあります。
    筋肉の力が抜けたり急に笑ったり興奮すると倒れることもあります。睡眠時無呼吸のある子供は大きないびきをかきます。朝に頭が痛いと言う子供もいます。上気道感染を繰り返す場合もあります。こうした症状の一つでもあれば医者に見てもらう必要があります。
  • キャンプに出かけたり病気になったり引越や新しい子供が生まれたりとかいう家庭事情の変化したときに睡眠に支障が出ると思っていて下さい。かなり小さな子供でも心配事を聞いてあげると効果が出ることすらあります。でも、こうした会話は昼間に限るようにし習慣にならないように就寝時間を守って下さい。



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